清朝後期
景徳鎮民窯

径約 26×20.5cm 高約 2.2cm

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青花の盤です。

このような背の低い盤は
磁器のほか琺瑯、堆朱、紫檀、金属など
多様な素材・技法で作られたようです。
小さなサイズだと急須をのせるためのものと
考えられますが、本品のように大きなサイズだと
茶器や文房小物などをのせるお盆のような
役割を持っていたものと思われます。

見込には大輪の花を咲かせた菊を、
縁の外側に氷割梅を描きます。
縁の内側に描かれているのは蘭でしょうか。
四君子と呼ばれる植物のうち三つが描かれ、
残りのひとつである竹の文様が欠けているため、
もしかすると竹文様の急須や盃など、
一式で誂えられたものが
存在していたかもしれません。

縁にヒビ状のカマキズ・ニュウが1箇所、
金継直しが2箇所あります。


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